■頼城 理容「押切」  2003年 by ganpunmaki


小学校4年生のある日、父親が「おい頼城の床屋に行こう」と言い出した。
当時は西芦別の社宅住まい。はるばる自転車をこいで頼城に向かった。
途中、父は自転車は対向車が見えなければいけない、と独自の理論を展開。
右側通行と相成った?!父はいつになく饒舌だった。

そして到着した床屋は、子供には随分広く感じた。
無論、父の目的は知り合いの綺麗な女性理容師にやってもらう事。
だが無情にも、その人は子供の私の担当になった。
とても上手で、いい気持ちだったのを覚えている。

帰り道、2台の自転車の長い影が、夕焼け色のアスファルトに伸びていた。
行きとは打って変わって、父は終始無言だった・・・。



撮影提供:岩粉撒き氏 2003年