■社内時報1973(S48)長谷川繁 by nisityu-tyutai?
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 社内時報表紙

ヤマの正月 芦別の巻  1973(S48)年1月

 長谷川繁

もう幾つ寝るとお正月お正月にはタコあげて…
・・」北国のこの地では最近タコあげ風景は見られない
が師走のあわただしかった衆議院総選挙も終りホ
ットする間もなくモチつきの音や忘年会での炭坑節
の歌声もあちこぢからもれ聞こえ、それに加えて年
賀状の差し出しと商店街の大売り出し宣伝がこれをあ
おり身近に正月の序奏を感じさせる。

位置と現況
芦別川をはさんだ南北5Kmにものびる山間の街、三
井芦別は直轄従業貝2,360名出炭年間160万トン
関連会社6社、炭住3,564戸で人口1万4,000人(女性
が男性より60人程多い)はそれぞれ希望の新年を迎え
る準備でヤマは忙しい。

モチつき
休日と番方とをあんばいして朝も早くから「モチつ
き」する家庭もその数が逐年減少しているようだ。

拙宅でも10数年前上砂川より家族共々「ナラ」材の
重い「ウス」も移って来て、子供達の幼い頃は毎年
「モチつき」もした。しかしここしばらくはもっぱら三北
商事の賃モチに依存しているので「ウス」も
「キネ」も物置の片すみで手持ぷさたに休んでいる
何か干されたようで気の毒な気持がする。

最近では電気式の簡単な「モチつき器」も見えてい
るがモチ本来の粘りがないようだ。
私も音のように腰の強いモチに愛着を感じている一
人でことに豆・よもぎモチは大好物だ。

もちつき
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